新横浜・産婦人科・漢方・東洋医学

温心堂レディースクリニック

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‘気’について

‘気’とは何でしょうか・・・

 気’とは何でしょう?

 私たちは普段、元気がある、勇気を出す、やる気を持つ、気合を入れる、あるいは頑張る、やり抜く、生き抜くなど、気と気力に関する多くの思いを気持ちとして持ち、それらを表に出しながら行動し生活しています。
それらは‘気’であることに間違いはありません。

そして心や気持ちがそのように思う根本(潜在的な面)には肉体としての身体の働きがあり、身体の深い意識(脳の表面意識には現われない深層にある身体自身の純粋な意識)としてそれらは存在し、身体全体がひとまとまりとしてより良い健康状態、望ましい状態になろうとする性質を持ちます。これは‘気’の働きによるものです。

もう少し簡単に言えば、‘気’とは心と身体に関する共通の基礎・基盤となるエネルギー体のようなもの、と考えればいいでしょうか。ほんとはもっと端的に言える概念があります。そのことはまた機会をみてお話します。

 ‘気’は生命や物質の持つ根源的な要素で根本的な力の一つ、それ無くしては他が成り立たないもの、と言われます。
実はこの宇宙には気で成り立ち、気が満ちているのだとも言われます。

気は潜在的な力(エネルギー)であり、生命にもそれは存在し流れています。
元気ハツラツの時には気が全身に満ち溢れているはずです。

‘気’には種類がある

 東洋医学、中国医学では‘気’は大きく正気邪気に分かれます。

 正気とは身体を正常に保つ‘気’のことをいいます。また、邪気に対抗し邪気の侵入を防ぎ防衛のために戦う気でもあります。
ご自分が生来元々持っている‘気’であり、身体の構造や働きを保ち、常に正常になろう、正常に戻ろうとする働きをします。

正気が少ない時、生命力は乏しくなります。すなわち免疫力も低下し、病気になりやすくなります。元気もありませんので力は弱くなり、疲れやすく、やる気もなく、食欲も低下します。胃腸などの内臓の働き、脳の働きも悪くなります。

 邪気は身体にとって害をもたらすものであり、不必要で侵略的であり、有害で余計な作用をもたらす余分な‘気’であり、正気の働きを阻害し正気と戦い正気を消耗します。即ち多くの邪気は体の外から侵入してきたものです。
余談ですが、これにはある種の悪意の‘気’も含みます。

 たとえば冷えや風邪は外部から来た邪気ですし、感染症もまた外部から侵入した細菌やウイルスという邪気による侵略に違いありません。それらは生体が持つ正気と戦いを開始しします。戦うことによって発熱が起こり、発汗をおこしたり、あるいは嘔吐や下痢などを起こすことがあります。邪気が侵入しても何ら反応がなかったり少なかったりするのは正気がわずかにしかないか、正気が敗れてしまっているからです。

心の働きが邪気を生むこともあります。
心と身体は切り離すことが出来ませんから、心が何らかの作用でしんどくなると、自身の身体を傷つけることになります。
たとえば怒りや恨み、嫉妬などによって心に負の感情が湧きあがり、それが長じると自らの身体さえ傷つけることになるということです。

これは心の動きによって自分を傷つける気を自らが生じさせる場合です。
もちろん外からのストレスが強ければ、それが怒りや悲しみ、
強い妬みや恨みなどの強い悪意に変わることがありますから要注意です。

 

‘気’を正常化する。正気を養う。

 良い‘気’のためには何が必要でしょうか?

 正常な‘気’を養うためにはどうすればいいでしょう? 
‘気’の働きを正常に保つためには、ゆとりある規則正しい無理のない生活をすることだと言われます。ゆとりとは心と身体の両方にとって大切なことです。

真心のこもった各自に合った食事と十分な睡眠、そして心の安定、これが先ず必要ですね。さらに清々しい環境や季節に合わせた生活リズムなど、多くの要素がバランスよく整わなければなりません。

 どうでしょうか?できてますか?

 それが基本なんですが、現代のような過酷な環境ではそううまくはいきません。
自分がいくら気を付けていても、本来の生き方、自分の希望どうりにいくなんてほとんどありません。考えてみても、実際にも難しいことですし、哀しい現実でもあります。

そのため心も身体も多くの負担がかかってしまい傷ついています。
まさに現代、特に我が国は生きることに大変な窮屈さと大変な過酷さをもたらす高度のストレス社会でもあるといえるのかもしれません。厳しく嫌な現実ですね。

心と身体はそれでも順応して住みにくいところを住みやすい処へと変えていこうとしているのかもしれません。人の適応能力です。
しかしそれでもストレスなどが高じると本当の病気になってしまうわけです。

 肉体は純粋な意識を持つ存在である。

 これは真理のひとつだと思います。
もちろんあなたと身体は一体です。身体はいつもあなたと一緒に頑張りたいと思っています。あなたと一緒にずっと一緒であり、そして健康であり続けたいと思っています。
身体(肉体)の意識はとても純粋な存在です。

私たちはまずそれを認識すべきです。身体には純粋無垢なとても清らかでとても尊い良い意識があるということをです。

ですから身体は嫌なことは嫌、好きなことは好きとはっきりと訴えます。
身体の純粋な意識とはもちろん`気’に関することについてもいえるわけです。
いえ、むしろ身体は`気’をエネルギーとしてさまざまに用いています。

 身体の訴えが`気’として伝わってきます。その声に耳を傾けてください。

 あなたが先ずやるべきことは身体の訴えに関心を持ち、理解し、そして身体を労わることです。身体の部分部分に意識を向け、その苦労や貢献に対して感謝し、心からの労わりの気持ちを伝えることです。
例えばお風呂で体を洗うとき、あるいは寝る前などに、ご自身の体を労わってさすりながら、『ありがとう』と言ってみてはいかがでしょう。
すべてはそこから始まります。
『感謝することが大切だ、まず感謝せよ、ありがとうと言えば運がよくなる』って聞いたことありませんか?いろんなところで耳にしますよね。本当はそれ自体はよいことでもその対象をはっきりさせなければ効果は半減します。

先ず第一に感謝すべきは、ご自身の身体でありご自身そのものです。ご自分を生んでくれたご両親に感謝すべきは当然ですが、それと同時にご自身の身体にも感謝するのです。心から。

 自分自身の表面的な意識の中ではそんなことは関係ないだろうとお思いかもしれませんし、自分の身体なんだから自分の思うとおりに動くことが当たり前だとお思いかもしれません。

しかし本当のことを知るべきです。無理していませんか?
本当は無理しているでしょ?
本当は休みたいと、ご本人も気付いているはずです。
自身の身体に『無理してるよなぁ』って本当は告げているはずです。

そこを無理しているのですが、ご自分の考えるとおりに動いてくれる身体ってすごいと思いませんか?そこに感謝するのですよ。
『いつもありがとう』って言ってみてください。

肉体にも深いところに無意識に近い純粋な意識があります。
もちろん身体は決してご自身を裏切ったりはしませんが、無理なことや無理なものはやはり無理なんだよ、と痛みや疲労などの自覚症状として訴えています。

 子宮は女性の気持ちを表す存在。

 私の第一の診断は来院された方の身体の‘気’を拝察し、現在の心身の状況をはっきりとさせることです。私は常に患者さんの身体の意識に尋ねます。
ですから患者さん自身の自覚症状のない病態が分かることもあります。
もちろん受け取った`気’の信号は患者さんに正確に
お伝えすることは言うまでもありません。と同時に身体にもどのようにすることが最善であるかを‘気’を通じて伝え、あるいはその反応を再びお聞きします。`気’で交信するわけです。

 女性にとって特に子宮は特別です。それは言うまでもないことかもしれません。
子宮は中心となるべきところであり神秘的で神聖な場所に違いありません。
女性にとってはあらゆる要素が集まり、そしれさまざまに現われるところだと思います。子宮は女性の心の拠り所であり、ストレスを受け入れる場所でもあります。

すなわち、病気や病因がもたらす結果を表現する場所でもあるともいえます。
嫌なことの多くは子宮が引き受けてくれる。
辛いことや哀しいこと、痛みや苦しみを子宮が病状として表現しているともいえる。

子宮筋腫はそのひとつかもしれません。

 ‘気’を診ることが出来る・・・とは、どういうことでしょうか?

 私はまず、患者さんの‘気’の状態を把握します。
目の前の患者さんに対して意識を集中します。
このとき私は原則として患者さんのお身体には触れません。
FT(フィンガーテスト)という技法には依りますが、それは手段にすぎません。
脈診をすることもありますが、必ずしも必要はありません。

正確に言えば、丁寧に丁重に患者さんの‘気’に触れるということです。
それによって患者さんの気の状態を理解することが出来るようになり、必要なものと必要でないものが分かります。

FTは人の微小反応を応用した手技ですが、これほど有用で有望な診察法はありません。人類にとって貴重な手技であり、応用によってはあらゆる方面で使うことが出来るでしょう。しかしならが、それはまた‘気’の一片を知る方法でしかないともいえるものです。
*FTの詳細については下段の『‘気’の問題について』でも触れておりますが、東京入江FT塾にてご確認いただければと思います。

 人の感覚は訓練によって研ぎ澄まされます。
重要なことは`気’を把握するという積極的な意識と弛まぬ努力です。
その努力に王道はありません。
しかしながら敢えて言うならば、‘気’を習得する
最も重要なポイントは、それを開拓してくれる優れた存在に出会うことが出来るか否か、ということかもしれません。
それによって‘気’そのものに具体的に接触することができるようになります。
自分の身体から‘気’が出ていることを自覚し把握することが出来ます

‘気’を診ることによって明らかに‘気’の悪い状態と明らかによい状態の判別が可能となります。しかしたいていはその中間の状態であることが多く判別が必要になります。

‘気’を診るとは、私の場合、健康と病気に関する‘気’に特に敏感に働くと考えています。東洋医学を追求してきた結果として自然にこのようになったと思っています。

そしてさらに言うならば、それらが分かって初めて東洋医学・漢方医学の一歩目が踏み出せる、それが本来の姿なのだろうとも思えます。

 


‘気’の問題について

 私が漢方に本格的に取り組むきっかけとなったこと、それがこの‘気’の問題でした。

 ‘気’とは何か? 
それが問題だったのです。

 まるで分らないことでしたから、どうしてよいのか周囲の先輩たちに聞いてもさっぱりと分かりません。教えてもらったことも習ったこともないし、普通では視ることも感じることもできないからです。  

単なる理論なのか、それとも実在するのか?...
ということです。
しかしそれが自分自身納得できなければなりません。
なぜならそれこそが漢方の最も重要な基礎・基盤だったからです。

ここは最重要なところです。
だって多くの先生方、ひとりとして理解する人がいなかったからです。
気付かないから仕方のないことですけどね。
でもそれで漢方を学ぶだなんて言えない、と私は思ったわけです。
‘気’が分からないのに漢方の診断ができるだろうか?と悩んだのです。

しかし私自身は直観ですが、‘気’は絶対に実在するのだと思っておりました。

 なぜ気が問題なのか?

 先ず、‘気’は漢方の教科書に出てきます。
しかもやたら沢山、大量に、山ほど出てきます。

漢方や鍼灸など東洋医学の書籍の中で‘気’が出てこないものはありません。

当然ながら‘気’とは中国医学、漢方医学の基礎です。
‘気’を否定したらこれらは全く成り立たなくなります。

それほど大切なものなのになぜ皆、‘気’について知らないのでしょうか?
あるいは無関心なのでしょうか?気付かないのでしょうか?

‘気’って、そもそも有っても無くてもいいものなのでしょうか?

元気の‘気’だったら分かる...気の理解はその程度でいいのでしょうか?

 本当に‘気’は存在するのか?

 私にとって、それこそが最も重要な問題だったのです。

元気の‘気’や、やる気の‘気’はあるけれど、そもそも人や生命体に‘気’というものが本当に存在するのだろうか、ということです。
やる気、元気という気持ちの部分だけなのかということです。

漢方の教科書にはサラッと‘気’が登場します。
何気なく、まんべんなく、そしてお構いなしにです。
多くの方々はそれをサラッと読むだけなのでしょうか?

‘気’とは、やる気や元気という気持ちの中にある‘気’だけではありません。
臓腑(内臓)、経絡(‘気’のルート)、経穴(つぼ)にそれぞれ‘気’があり、‘気’の流れや働きがあり、また前に述べたように邪気にさえ‘気’が存在します。

‘気’は普通、触ることもできず、目に見えることもできません。五感に感じることが極めて少ないし、それを体得して知っている人も僅かです。

 皆さんはご自身が‘心’を持っていることはもちろんわかるでしょう。そして同じように人は‘心’を持つことが当たり前であることも知っています。それは無意識に分かることであり、人はいろんな気持ちを心に持つものであることも知っています。

しかし、‘心’は提示することも形で表すことも本当はできません。
見せることはできないものです。
脳の働きとして計測器に掛ければ脳波やMRIなどを用いて画像的に解析されますからその片鱗の一端は垣間見ることもできますが、それがあなたの心だと言われても本当かなと思います。
でも人が‘心’を持つことは100%確信していますよね。

しかし、‘気’に関してはそうではありません。
その存在すらほとんどが分からないことだらけです。難しいですね。

じゃあ‘気’なんて本当は無いんだ、って言えるでしょうか?
『‘気’なんて最初からないんだよ、理論上だけ、空想の産物、UFOや幽霊と同じさ.....。』という具合に。

何度も言いますが、もしそうだとしたら中国医学や漢方医学は成り立ちません。

 ‘気’が認識された過程

 世の中には特殊な能力を持つ人がいる...
それは
確かです。
万人が同じものを見たり、感じなければそれは存在しないんだと決めつけることはできません。前述したように‘気’を感じることが出来る特殊能力を持った人もいます。

現代のように測定機器が全くなかった古代において、人の五感がどの程度の能力を発揮したかは定かではありませんが、現代においても経絡図や経穴などを利用した東洋医学的治療が世界的に認められ、その役割が重要視されていることも事実です。
それを発見した当時の人々は超人的な能力があったのかもしれません。
ある意味天才たちなのかもしれない。

 おそらくそのような能力のある人が医家(医師など)であったでしょうし、あるいは細菌やウイルスなどの流行り病による差し迫った状況下の危機感の中で、病魔との壮絶な戦いや絶望の淵で必死になって‘気’を発見し‘気’の理論を組み立て、東洋医学的思想を構築したのかもしれません。もちろん一夜にしてこれほどの体系が出来上がるわけではありませんが。

いずれにしても、その当時にあって、現代に無いものが今問われていると思えるのです。

 現代医学は‘気’が分からなくても何とかなります。
それもまた事実です。
従って‘気’が分からなくてもあまり影響はない。
そう思うかもしれません。

 しかし同じ人間としての能力にそれほどの違いがあるとも思えません。
古代の人にあって現在では疎かにされているもの、普段見落とされているものの中にこそ存在のヒントとなるものがある、ともいえるのではないでしょうか。

 ‘気’を知る一つの手段、方法としては古代から伝わる脈診があります。
脈を診ることによって全ての‘気’の存在を把握します。それは達人の技です。
ですから私自身は脈診を非常に難しく感じています。
それこそ古代にまで遡って先人に教わりたいくらいです。

しかし現代の脈診はどちらかといえば‘気’を診るというよりも文字通り脈を感じて臓腑の状態を把握することに集中し過ぎているのではないかと思えます。 

 難し過ぎるということ...それは人々を『真実』から遠ざけます。

 脈診で簡単に多くのことが分かったならば、当然人々は気軽に‘気’について大いに取り組んだろうと思います。現代人も容易く‘気’を理解したでしょう。
しかし実際はそうではなかった。
脈診はとても難解であり、また本当に大変な努力を要するものです。
ほんの一握りの人たちだけしか完全に把握できないのかもしれません。
それくらい難しい。
だから多くの人々は自然に敬遠していきます。

そのことが今日のように‘気’に気付かない、‘気’の存在を理解しない人たちを生んでしまったのかもしれません。現代の成書にその詳細があまり書かれてないのはそのような理由だったからではないでしょうか。
でもそれも仕方なかったと思っています。

 自分自身が感じているもの...

 しかし一方で脈診とは別に人体の微小反応によって‘気’を診る方法があります。
非常に単純であり、時間をかけて訓練すれば誰にでもできる方法です。
FT(フィンガーテスト)がそれに当たります。
スイッチのオンとオフ...ただそれだけです。
私自身半信半疑であったけれど、これに縋って訓練しました。
単純なるがゆえに王道はありません。ただひたすらそれを続けることです。

ただ訓練の初めのうちから、オヤッと思うことが多々ありました。
気付きです。それが続けられた理由でもありました。
そして違いは少しずつ、段々とはっきりと分かってきました。
ああこれなんだ.....と思いました。

恐らく古代の人々もそんなに複雑なことではないシンプルな方法で、人体について多くのことを知るために五感をより研ぎ澄ませながらさまざまな手技に取り組んだのだと思います。

私が今感じていることも、その一つなんだと思うのです。
これが‘気’なんだと、私はそう確信しています。

前項で私はこう述べました。

『しかしながら敢えて言うならば、‘気’を習得する最も重要なポイントは、それを開拓してくれる優れた存在に出会うことが出来るか、ということかもしれません。
それによって‘気’そのものに具体的に接触することができるようになります。
自分の身体から‘気’が出ていることを自覚し把握することが出来ます。』
と...。

このことは非常に重要であり、これに勝るものはありません。
特殊な能力を持つ優れた癒しの気を示しています。
私自身ずいぶん助けられました。

要するに‘気’を把握したり‘気’を診たり‘気’で交信したり‘気’を出したり、というのは私自身の特別な能力ではないということです。どなたでも訓練次第である程度の‘気’を読み取ることが出来る、ということでもあります。

‘気’は別の種類がある

先に‘気’には正気と邪気があるといいました。

しかし、本来‘気’とは多種多様のものです。
良い気もあれば悪い気もあり、その程度や大きさ、品格や品位など多くの種類があります。
そしてその他のいろんな‘気’もあるということです。

‘気’の品格や品位とは高貴で優れたものと、卑賤で穢れたものがあるということです。
邪気は後者であり本来であれば関わりたくないものです。

高く貴い(尊い)‘気’はすなわち癒しの‘気’であり、それ自体優れたもので多くの生命にとって大変貴重なものです。数十億年の地球の生命の歴史において積み重ねられた生命の‘気’です。それは地球を取り囲みます。

その他のいろんな‘気’とは異次元のものもあるという意味です。

‘気’に携わっているといろんな経験をします。不思議なことも多々あり、いわゆるスピリチュアル的なことも起こります。心と精神そして‘気’が次元として繋がりやすいことも重要な点であると思います。

治療の基礎となるもの

人の健康の大元となるものって何でしょう?

快食・快眠・快便。そして良い環境に住む。先に述べたとおりです。
衣食住が整うと、人は自ずと健康を保つことが出来ます。
でも現実にはそう簡単にはいきません。それが現実です。
そこが乱れてくると身体の調子も心の調子も周囲との関係も正常を保てません。

治療の基礎とはそれを修復し、修正することなのです。

当院では‘気’を整える気功を行うことがあります。外気功です。

 

‘気’の実際

‘気’を診る

 当院ではフィンガーテスト(FingerTest、略してFT)を用いた生体が持つ微小反応によって患者さんの‘気’の動向を判断します。これによって細かなところまで‘気’の状態とその流れが分かります。ご参考までに述べますと...

◆先ず、身体全体について下記の東洋医学的基本情報を把握します。
 気滞・気虚・気鬱(きうつ)・気逆・血お(けつお)・血虚の有無など。

◆次に心、身体、環境(自然との関わり)のバランスと調和をみる。

◆さらに内臓(臓腑、五臓六腑)、またそれに連なる各経絡をみる。

◆神経や筋肉、関節や骨などをみる。顎関節症の有無。

◆婦人科的な異常の有無をみる。

◆不妊症に関しては子宮、卵巣、卵管の状態、視床下部・下垂体など。

◆冷えの問題。風邪の有無。アレルギーが関わっているかどうかなど。

 これらを基本として漢方薬の選択や今後の方針を決定します。

もちろん婦人科的な一般診療も基本ですので、必要であれば超音波検査や細胞診や細菌検査、血液検査などは随時行います。

 ‘気’の流れや‘気’の量が正常であれば問題ありませんが、それらに過不足がある場合はそのための症状が現れます。それらの改善のために用いられる薬剤が漢方薬です。

例えば、臓腑及び経絡としてはどこがどう痛んでおり、そのためにはどのような漢方薬をどれくらい服用すればよか、それらを判断します。

 ‘気’とは身体の声そのもの

漢方や他の薬剤が合うか合わないかを、患者さんの‘気’を診ることによって決定するというわけです。当然と言えば当然のことであり、簡単といえば簡単なことです。

 どの薬が効くのか、あるいは効かないかは、患者さん自身が最終的にその選択権をにぎっています。‘気’という共通の物質を介してその状態を把握し元の正常な形に治していくということです。ですから‘気’の状態を知ることは本当に大切なことです。

‘気’は東洋医学・漢方医学の基本です。
‘気’を基にして陰陽・五行などの哲学思想を背景に東洋医学・漢方医学は創られてきました。だから漢方薬も‘気’が基になっています。
ですからご自身の‘気’の状態に合った漢方薬を選び服用すべきだと考えます。

 そういうと従来の漢方の診断法である脈診や舌診はどうなのかとの疑問も浮かばれると思いますが、それら古典的・伝統的な診断法も‘気’を診ていることに違いはなく、その手技方法が異なるだけだと思っていただければ結構です。

脈診は左右の手首の動脈を触れ、按じたただけで五臓六腑の消長を判断します。
橈骨動脈から伝わるそれらの臓腑の‘気’の流れを指で感じ取るというやりかたです。
舌診も同様ですが、これは舌の状態を視て判断します。
日本漢方ではこれらに腹診が加わります。

どちらにしても患者さんの具合・状況を患者さん自身の‘気’を診ることによって判断し漢方的な証を立てるということになります。

 温心堂レディースクリニックで行う東洋医学的診察と治療も患者さん自身の‘気’に基づいたものです。それをFTによってより具体的に繊細に診ているのだと思っていただければと思います。

FTについては東京入江FT塾のサイトをご覧ください。

 

『特別な気』

‘気’はこの世界(宇宙)にはありふれた存在といえるでしょう。

しかしたくさんある‘気’の中には『特別な気』も存在します。

その‘気’は、人の身体の調子を良くし、心を癒し、体力や免疫力を高め、機能を正常化させ、病気を治します。それはまるで魔法のようでもあります。

それが『癒しの‘気’』と呼ばれるものです。
もちろんそれは大変貴重な‘気’といえるものです。
しかしなぜそのような特別な‘気’が存在するのでしょうか。

その理由はこの地球です。地球には多くの生命がもたらす‘気’によって溢れています。
それは生命が存在する星として当然のことなのかもしれませんが、何十億年も前から命をつないで今日まで膨大な数の生命体が出現し、生き死にを繰り返してきたため、それらの‘気’は堆積し続け、この青い地球の周りに厚い‘気’の層を形成しました。

このように多くの生命体がいて悠久の歴史を経てきた地球(あるいは太陽系)は、生命のいない他の天体と比べ様相が全く異なるかもしれません。

この地にどうして生命が誕生したのか、私たちがなぜ存在するのか、その理由は分りません。でもそれらの生命が活発に活動したために多くの気が地球を取り囲み、何層にも何層にも取り巻いている。私はそう思います。

その中に『癒しの‘気’』が含まれているのだと思います。

そのような特別な‘気’が存在するということが分かったとき、人は感動するとともに、心からの希望を抱くことが出来ます。どのような状況にも耐え、そして立ち向かう勇気をもらうことができます。

『癒しの‘気’』は存在します。

ですから希望を捨てなくて済む。
今の状況がどうであれ、どんなに大変なことが起こったとしても、絶対に何とかなる。

このような特別な‘気’も実際に存在します。

‘気’は本当に奥深いものです。

 


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院 長

爲近 慎司
(ためちかしんじ)